English Proverb

Everybody’s business is nobody’s business.

意味

共同責任は無責任。

直訳

みんなの仕事は誰の仕事でもない。

出典

Aristoteles

解説

皆の仕事は、結局のところ誰の仕事でもなくなる。全員に責任があるはずの事柄は、互いに頼り合ううちに誰も手をつけず放置されてしまう、という組織の落とし穴を突いた句である。

日本語の「共同責任は無責任」がよく対応する。英語が everybody と nobody という正反対の語を同じ business に結びつけ、対句の妙で逆説をくっきり描くのに対し、日本語は「共同」と「無」を対置して簡潔に言い切る。どちらも逆説を際立たせる修辞を効かせている。

この趣旨はアリストテレスが共有物の管理について述べた議論に通じるとされる。誰もが当事者であることが、かえって当事者意識を薄れさせるという洞察である。

用例

No one cleaned the shared kitchen because everybody's business is nobody's business.

共用の台所を誰も掃除しなかった。共同責任は無責任、というわけだ。

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