English Proverb

Let sleeping dogs lie

意味

触らぬ神に祟りなし。

直訳

寝ている犬はそのままにしておけ。

解説

眠っている犬は、わざわざ起こさずにそっとしておくのがよい。下手に手を出せば噛みつかれかねないように、いまは静かに収まっている厄介事には触れず、波風を立てぬほうが賢明だ、という処世の知恵である。

「寝ている犬はそのままにしておけ」という直訳は、眠れる犬を起こす危うさという具体的な情景を通じて、余計な干渉を戒める。犬という身近な動物を用いるところに、英語圏の生活感覚がにじんでいる。

日本語の「触らぬ神に祟りなし」は、神という畏れ多い存在に取り合わなければ祟りもない、と説き、より宗教的・呪術的な色合いを帯びる。眠れる犬と祟る神、たとえに用いる対象は対照的だが、災いの種にあえて近づくな、という戒めは見事に重なり合っているといえよう。

用例

I considered reopening the old dispute, but decided to let sleeping dogs lie.

あの古い争いを蒸し返そうかとも思ったが、触らぬ神に祟りなしと、そっとしておくことにした。

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