English Proverb

Who will bell the cat?

意味

誰が猫に鈴をつけるか?

出典

Aesop “Belling the Cat”

解説

理屈のうえでは申し分のない名案でも、それを実行に移す者がいなければ何の役にも立たない、という皮肉と教訓を込めたことわざである。危険や面倒を伴う仕事は、誰もが必要性を認めながら、いざ引き受け手となると尻込みしてしまう。その人間の弱さを鋭く突いている。

「誰が猫に鈴をつけるか」という問いの形そのものが、答えのない難題を象徴する。日本語の「言うは易く行うは難し」に通じる発想だが、英語表現は具体的な寓話の場面を借りて、責任の押し付け合いという情景まで鮮やかに描き出す点が面白い。

これはイソップ寓話「猫に鈴をつける」に由来する。鼠たちが猫の接近を知るため首に鈴をつけようと相談し、案には皆が賛成するものの、ではその役を誰が担うのかと問われて沈黙する、という筋立てである。

用例

Everyone agreed the manager should be confronted about the unfair policy, but the real question was who would bell the cat.

その不公平な方針について部長に直談判すべきだと皆が同意したが、本当の問題は、誰が猫に鈴をつけるかであった。

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