日本語では「勝てば官軍」が近い。負ければ賊軍、勝てば正義とされる結末重視の発想は、英語の fair(公正)という語をあえて持ち出して「何でも公正だ」と言い切る逆説と響き合う。ただし英語が love と war を並べて恋の駆け引きまで射程に収めるのに対し、日本語が政治・軍事の力学に寄る点には、視点のずれと面白さがある。
用例
He flirted with her best friend to make her jealous, and when she objected he just shrugged and said, "All is fair in love and war."
解説
恋愛と戦争という、人を最も激しく動かす二つの場面では、平時の道徳や手段の正しさが棚上げにされ、勝つこと・得ることがすべてに優先される、という人間観を述べたことわざである。多少の駆け引きや策略も、この二領域では「ずるい」とは責められないという、半ば諦めにも似た寛容さがにじむ。
日本語では「勝てば官軍」が近い。負ければ賊軍、勝てば正義とされる結末重視の発想は、英語の fair(公正)という語をあえて持ち出して「何でも公正だ」と言い切る逆説と響き合う。ただし英語が love と war を並べて恋の駆け引きまで射程に収めるのに対し、日本語が政治・軍事の力学に寄る点には、視点のずれと面白さがある。
用例
He flirted with her best friend to make her jealous, and when she objected he just shrugged and said, "All is fair in love and war."
彼は彼女を嫉妬させようと親友に言い寄り、彼女が文句を言うと、ただ肩をすくめて「恋と戦では何でもありさ」と言ってのけた。