English Proverb

The tailor makes the man.

意味

馬子にも衣裳

直訳

仕立屋は男をつくる。

解説

立派な装いが人の見栄えを左右し、外見次第で人物の評価まで変わってしまう、という人間の機微を衣服に託したことわざである。tailor(仕立屋)が the man(一人前の男)をつくるという直訳には、人を引き立てるのは中身よりも身なりだという、やや皮肉を含んだ観察がにじむ。

対応する日本語の「馬子にも衣裳」は、卑しい身分の馬子でも立派な衣装を着せれば見違えるほど立派に見える、という意味で、外見が印象を決める点で重なり合う。ただし英語が仕立屋という作り手を主語に据えるのに対し、日本語は着る側に焦点を当てており、視点の置きどころに違いがある。

衣服の力をめぐるこうした洞察は、身なりを整えることの効用を認めつつ、その表層性をも静かに見抜いているといえよう。

用例

He looked utterly transformed in his new suit at the interview—truly, the tailor makes the man.

面接で新しいスーツを着た彼は、すっかり見違えるようだった。まさに馬子にも衣裳である。

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